どうもこんにちは、建築ブロガー、ともやです。(@tomoya_work )
・古民家についてもっと知りたい!
といった読者の疑問に答えたいと思います。
この記事では『古民家の種類は身分や職業により分類されていた【江戸時代】』というテーマでお話ししたいと思います。
・農家住宅の特徴
・魚家の特徴
・商家や町屋の特徴
・武家屋敷や侍屋敷の特徴
この記事を読まれているということは古民家について調べられている方だと思います。
この記事では古民家の種類について解説しているので古民家の大まかな特徴については【古民家の定義】日本の伝統的建物を解説!をお読みください。
さて、本題ですが、古民家は江戸時代、身分や職業により使い方が分類されていました。
結論から言いますと、以下が代表的な種類です。
・農家住宅
・魚家
・商家や町屋
・武家屋敷や侍屋敷
こちらについて解説していきます。
古民家の種類は身分や職業により分類されていた
もう一度まとめますと古民家の種類は以下です。
・農家住宅
・魚家
・商家や町屋
・武家屋敷や侍屋敷
古民家は地方により様々な特徴があるのですが、身分制度により住宅の形式が分類されていました。
順に解説していきます。
農家住宅の特徴
主な特徴としてはこちらになります
・田の字型の間取り
・茅葺き
・規模の大きなものは瓦葺きの庄屋住宅
田舎に残る茅葺きの屋根の古民家の多くは農家住宅であり、田の字型の間取りが日本の住宅の原点である。
田の字型の間取りは機能性と合わせ陰陽「ハレとケ」の考え方に基づいています。
魚家の特徴
主な特徴としてはこちらになります。
・強風を防ぐための石垣
・屋根が低い
・水害を防ぐ高床式
・小屋裏に家財道具の保管場所
商家や町家の特徴
主な特徴としてはこちらになります
・前面に店、後ろに住居や蔵
・うなぎの寝床
・瓦葺きに卯建壁など防火構造
・土蔵造り
・町家造り
町家の代表は京都の京町家。
本来は「店屋」と書いて「まちや」と読んでおり、昭和初期までは町家は町の集会所を指す言葉でした。
武家屋敷の特徴
・鎌倉時代の公家の寝殿造から発展
・寝殿を中心に南に庭、東西に対屋を配置、渡殿で繋ぐ
武家屋敷は書院造りの形式であるが時代ごとに変遷があり、建築様式として定義づけるのは難しい。
貴族の寝殿造りを元に平安時代は平和な時代の日常的な住まいだったが、戦乱の時代に交渉や情報交換の重要性が増したことで、接客空間としての広間、そして儀式の場としての対面所へと変化していきました。
儀式などを要しない下級の武士の住居は、書院造りが更に洗練された数寄屋へと発展した
まとめ
以上が古民家の種類に関する記事になります。
いかがだったでしょうか。
古民家について詳しくなりたい方には古民家鑑定士の資格をおすすめしています。
古民家鑑定士について知りたい方は【古民家鑑定士っていったい何?わかりやすく解説!】をお読みください。