どうもこんにちは、建築ブロガー、ともやです。(@tomoya_work )
この記事では『建築関係者が愛してやまないCGパースについて【必須の時代!】』というテーマでお話ししたいと思います。
・建築で使われるCGパースとは
・建築でCGパースを作るときに必要になるソフト
日常でCGパースという言葉はあまり耳にしないですが建築関係の方でしたらよく聞きますよね。
パースといってもいくつか種類があるのでCGパース以外にも知りたい方はこちらの記事をお読みください。
Contents
建築関係で使われるCGパースって一体何のこと?
CGパースとはComputer Graphic Perspective の略です。
(コンピューターグラフィックパースペクティブ・・・コンピューター映像による透視図法)
簡単に言いますと、設計図面を見ても、
「どんな建物になるか想像できない!」
という悩みを解決してくれる最先端技術です。
この悩みは他者目線で、いわゆるお客様が設計者が書いた図面をイメージできないときに起こりうるものですね。
一方、設計者目線でもコンペなどのプレゼンの際や、チラシなどに載せる完成予想図など、見ていただきたいときにCGパースは大変重要となってきます。
図面を見ながら完成予想図を想像し、見てくださる方に想像しやすくします。
CGパースの作業はおおまかに説明しますと以下3点になります
・モデリング
・レンダリング
・レタッチ
この3点はCGパースを作成するにあたってとても大事な技術となります。
順に説明していきます。
モデリング
モデリングは3DCADソフトや、CGパースソフトを使って平面図、断面図など図面を参考にして3次元に創造していきます。
モデリングをするだけでも十分に形はできているので想像はできるのですが、色などがなくリアル感に欠けるので形だけを見せたい簡易パースとして使うのならモデリングだけで十分となってきます。
レンダリング
レンダリングは、モデリングされたものに色をつけたりしたり、素材感を出したり、光を当てたり、影を作ったりした後に、コンピューターが視覚的に描画してくれる機能のことです。
レンダリングを行うと、光の強弱や、反射、素材の陰影などをコンピューターが計算してかなりリアルに描画してくれます。
レンダリングによりかなりリアルに近付くため設計者のイメージを見ていただく方にそのまま伝えることが可能となります。
レタッチ
レタッチは、レンダリングされたかなりリアルなCG画像をさらにリアルにするために画像編集ソフトなどを使って、編集する作業です。
色彩センスや、作画能力などを問われます。
建築関係のCGパースを作るうえで必要になってくるソフト
建築CGパースを作成できるソフトは多くあるのですが以下が有名です。
・Rhinoceros(ライノセラス)
・SketchUp(スケッチアップ)
・VectorWorks(ベクターワークス)
・ARCHICAD(アーキキャド)
・Revit(レビット)
・Lumion(ルミオン)
どれもかなり高価なソフトですが先行投資だと思い買ってみるのも悪くないと思います。
スキルが身につけば稼いでいける技術がつくので私的にはおすすめです。
レタッチができるソフトも多くあるのですが以下3点が有名です。
・photoshop(フォトショップ)
・illustrator(イラストレーター)
・fireworks(ファイアーワークス)
レタッチのスキルは活かせる場面が多く身につけば幅広く仕事をすることができるので建築関係ではない方も身につけたいスキルです。
建築CGパースは勉強するのではなくて実際に使いながら体で覚えよう
建築関係の方なら絶対に必要となるスキルだと思うので身につけたいところです。
CGを作らなくても自分で手描きパースを書いてレタッチして見てもらうという方法もあるのでまだCGパース制作にお金をかけたくない方は絵を描く練習をするのもいいかもしれませんね。
最近の技術の進歩から考えると、建築の設計をしているだけでは安定とは言えなくなってくるかもしれません。
手書きパースのおすすめ本については【建築パースの書き方が簡単にマスターできる!おすすめパース本5選【必読】】で詳しく解説しているのでお読みください。