どうもこんにちは、建築ブロガー、ともやです。(@tomoya_work )
・まずどの科目から勉強すればいいのか…
・法規って覚えた方がはやいの?
といった読者の疑問に答えたいと思います。
この記事では『【学科Ⅲ・法規】一級建築士のおすすめ勉強法』というテーマでお話ししたいと思います。
私も一級建築士の勉強がはじまった時は何をしたらいいのか分からず、法規なんて法令集の使い方が分からず、3月の段階で3割しか得点することができませんでした。
ですが、6月の段階で9割の点数を取ることができ、本試験でも9割の点数を取ることができたのでどのような勉強法がおすすめなのかをご紹介していきたいと思います。
・法令集の線引きの方法
・法規の勉強スケジュール
・法規の勉強方法
Contents
【学科Ⅲ・法規】一級建築士のおすすめ勉強法
法規は本試験で難しくするとみんな足切り点を下回ってしまうから難しくできないと言われています。
一級建築士の学科試験で持ち込みが可能なのは法規の法令集のみです。
となると、法令集を完璧に使いこなせると法規が得点源になるということです。
そこで今回は本試験で9割を取った私が実際にしていたことを以下の順で解説していきます。
・法規のはじめの難関は法令集の線引き
・法規の勉強スケジュール
・法規で優先的に勉強すること
法規のはじめの難関は法令集の線引き
一級建築士の勉強をスタートしてまずはじめに嫌になるタイミングは法令集に線を引くことです。
法令集の線引きを完了させる方法は以下の3点です。
・自分で総12時間程かけて線を引く
・知り合いにお金を支払いやってもらう
・メルカリで出品されている今年度の法令集を購入する
順に解説していきます。
自分で総12時間程かけて線を引く
多くの人が行うであろう手法です。
自分の試験なので自分で頑張るという考えですね。
ですが、たかが線引きですが最低でも12時間はかかります。
この12時間は本気で集中して線を引いての時間なので、隙間時間にゆっくりやるとなるともっと時間がかかります。
1日中ずっと線を引く方もいれば、早起きして朝の時間を線引きにあてる方もいます。
知り合いにお金を支払いやってもらう
法例集の線引きは頭を全く使わないので誰でもできる作業です。
家族や友人で快くやってくれる人がいればその時間で他の勉強ができるわけです。
お金に余裕がある人は誰かにやってもらうことをおすすめします。
メルカリで出品されている今年度の法令集を購入する
実は法令集の線引きでお金を稼ごうとしている人がメルカリにいるのです。
実際、アルバイトと時給は変わらない気がしますが、単純作業で気が楽なのでしょうか。
欠点としては知り合いではないので信用できないです。
購入される方は線引きの場所が確実に合っているという保証はないので十分気を付けてください。
法規の勉強スケジュール
法規は他の科目に比べて短期間で成績を一気にあげることは難しいと言われています。
ですので、しっかりと本試験から逆算してスケジュールを組み、余裕を持って勉強していく必要があります。
ですが、仕事の都合上人それぞれ勉強できる時間が違うと思うので、ここでは合格するために最低限必要なことを重点して組んだスケジュールを紹介させていただきます。
7月:すぐに法令集の該当ページを開けない範囲に重点を置く。(法令集に自信があり、はやく開ける場合は他科目をやりましょう)
6月:過去問全てを解ききる
5月:斜線制限、高さ制限、確認申請で確実に得点する
この辺が最低ラインです。
もっと早く終わらせることは勿論理想ですが、他にもやる事はたくさんあると思うのでデッドラインとして覚えておいてください。
法規の勉強方法
一級建築士の全科目で言えることですが、合格するには過去問を3周することが求められます。
ですが、私自身法規は1周しかしておらず本試験で9割をとることができました。
また、はやめに法規の勉強を終わらせていたので本試験まで残り1ヶ月の時は他の4科目を重点的に勉強することができました。
その法規の勉強法は以下です。
①:全選択肢を法令集で開けるようにする
②:マーカーを使い分けて文章を読まなくても分かるようにする
③:脚注でページの行き来が多いものや除く系のものはページ数を法令集に書いておく
④:建築士法や確認申請は覚える
順に解説します。
①:全選択肢を法令集で開けるようにする
まず出会った問題はどの辺のページにあるのかを覚えて絶対に開けるようにします
最初は「法」なのか「令」なのかを判断できる程度で大丈夫です。
何度も法令集を開いていたら当然覚えます。
②:マーカーを使い分けて文章を読まなくても分かるようにする
線引きは事前に終わってると困った時に頼りになる線です。
決してあの線だけで本試験にのぞむわけではないので、問題を解きながら重要となる部分はマーカーしておきましょう。
マーカーは自分で色ごとに意味を決めていると素早く読解することができます。
例:「〇〇は除く」等の引っかかりやすい部分は違う色のマーカーを使う。
また、法令集を開いた時にマーカーがあると一番初めに目が行くので、一度解いた問題はマーカーしておくと何度も出ている問題だと認識することができます。
③:脚注でページの行き来が多いものや除く系のものはページ数を法令集に書いておく
法規ではキーワードとなる部分を法令集で開いても別の条文も参照しないといけない問題があります。
そのような場合、別のページに例外の文が書いているので不正解となってしまいます。
別のページに例外の文があることを忘れない最善の策は入口となる条文の隣に別ページのページ数を書いておくことです。
関連条文のページ数を法令集に書くことは違反ではありませんが、念の為書きすぎないように公式が発表している書き込みについてのPDFを載せておきます。
【建築士試験の「学科の試験」において使用が認められる法令集について】
④:建築士法や確認申請は覚える
法令集を持ち込んでいるので、分からない問題は調べることはできますが、全問を調べる時間の余裕はありません。
試験中に調べれる問題は全ての選択肢の半分ぐらいだと思った方がいいです。
なので、覚えることができる問題は覚え、時短をどれだけ積み重ねれるかが法規のカギです。
そこで覚えることができる分野として私がおすすめするのは以下です。
・建築士法
・確認申請
建築士法は例年3問は出題されるので、建築士法を法令集を使わずに解くことができると大幅な時間削減となります。
確認申請は都市計画地域や用途変更の部分が引っ掛けてくる可能性が高いのでここを重点的に覚えていればすぐに解くことができます。
まとめ:法規は法令集をまず初めに慣れるのがおすすめ
いかがだったでしょうか。
法規は法令集を使いこなせば解答を持って試験にのぞんでいるも同然です。
一度解いた問題は絶対に該当ページを覚えるようにし、すぐに開けることができるようにしましょう。
試験直前になると自分が解けない問題を出してくる試験元がすごいと感じてくるので、早いうちから法令集に慣れておきましょう。